MACURE VISION 2024 – MACUREHOUSE ONLINE

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MACURE VISION 2024

MACURE VISION 2024
りんごの未来のひとつのアイデア編

地方に住む私たちは、普段の生活で感じる流れはとてもゆっくりとしていますが、その流れにひしひしと未来を憂う思いが混ざり合う時があります。

2060年を予測する気象予想では、青森県以南での平地でのりんごの自然栽培が難しくなる研究データがあります。

地方の基幹産業である農業を脅かすのは、人手不足や後継者問題に留まらず、天候までもが覆いかぶさる多難の未来予想ばかりです。

じっと見て見ぬ振りをして過ごすこともできますが、地方に現存する産業、私たちにとって「青森りんご」は、ある意味文化であり、誇りでもあります。

もちろん、私たちのようにりんごを中心とした食品製造販売に携わる者としては、人一倍その思いが強くなるかもしれません。

『未来へ「誇り」を繋ぐことはできないか?』

私たちは、このテーマを持って2021年より「りんごの未来農園」を設置して、りんごの自然栽培に参加させていただいています。そして、りんごの自然栽培から得た多くは、ひと言で言うと「大変だ」ということです。

この大変さを解決できる方法を何か見いだせないかと考えチャレンジしているのが、2023年より開始したりんごの植物栽培=MACURE式りんごの水耕栽培です。
樹木を屋内で、LEDと養液で育てる突拍子もないアイデアです。

誰からも頼まれた訳でもなく、未来を憂う思いから始まり、2024年1月元旦、外は青森の厳しい寒さと雪の中、そんなのは、どこ吹く風と言わんばかりに葉が生い茂るりんごの木を目の前に見ています。

始まりの一歩、未来を少し明るくことができるかもしれないという、希望を持って2024年をスタートできることは私たちの動くエネルギーにもなります。

少し先の未来、こんな青森りんごの新しい未来を描いてみました。